Q 仕事で大切なことは?
大変だと思うことは、子どもの気持ちに寄り添うことです。これは、仕事で1番大切なことだと思います。しかし、それと同時に実際は1番難しいことだと感じています。乳児院では、沢山の子どもたちが居るため、子どもが満足いくまで寄り添う時間を設けることが難しいこともあります。その際、大人の都合になってしまっていないか心配になることも多々あります。
Q 良かったこと。嬉しかったことは?
子どもの成長や可愛いところを身近に感じられることはとても貴重なことだと思いました。「初めて寝返りをした時」、「立った時」、「歩いた時」、「お話した時」等、子どもの成長はとても早く、その成長を見届けられるのはとても嬉しく、素晴らしいことだと思います。職員同士で子どもの成長等を共有し、喜び合っています。また、子どもの可愛いところは本当に沢山あります。とびきりの笑顔を向けてくれることや、つたない言葉で沢山伝えてくれること、友だちに優しく関わること等、日常の中に溢れています。そこに救われ、「私も頑張ろう!」と力を子どもから貰っています。
また、子どもと信頼関係を築くことができた時はとても嬉しく感じます。入所してきて、慣れずに泣いていた子が安心して頼ってくれるようになるのは嬉しく、やりがいに繋がります。そうなるためには、気持ちにとことん寄り添うことが重要だと感じています。
Q これからやってみたいことは?
私は、まだまだ、可能性を広げることができていないと感じています。日々、遊びや日常の中で、たくさん成長していく子どもについていくのに精一杯になってしまっているところがあります。1つの遊びでも何のためにあるのか、どのように子どもの成長に繋がっていくのか等、「楽しい」だけではなく、目的を持った関りをしていきたいと思います。また、遊びの幅を広げていきたいと思っています。1つのことに集中して遊ぶことも大切ですが、沢山のものに触れ合い、自分の中に取り込んでいくことも同じくらい大切であると考えます。子どもが経験の中から学ぶことはとても多いと思います。その経験を増やすのは私たちの役目でもあると考えます。
子どもたちに沢山の経験を提供できるように私自身が学び、経験を積んでいきたいと思います。
Q 児童養護施設の楽しさ、やりがいは?
「子どもの養育は大変ですが、子どもたちの成長を身近に感じられるところにこの仕事の魅力があると思います。子どもたちが、「鈴木さんと一緒に遊びたい」「鈴木さんに話を聞いて欲しい」と声を掛けてくれると、やはり、嬉しいです。また、子どもたちが退所の日を迎える時は、嬉しくもあり、寂しくもありますが、自分がやってきたことが、これで良かったと感じる瞬間でもあります。
Q 中心会の良いところは?
中心会には計画年休制度があり、年休が完全消化できます。年に5日間の年休を3回取れるのですが、公休も重なるので、7日間を3回に分けて取ることができます。私は、旅行が大好きなので、計画年休を使って、日本全国を巡りました。あと、資格支援制度があり、私は児童指導員資格で児童養護施設に勤めましたが、もっと、勉強してスキルアップをしたかったので、資格支援制度を使って社会福祉士を取得しました。
受験資格を取得するための通信講座の費用、国家試験の受験費用等を法人が負担してくれます。また、結婚して家族ができてからも末永く仕事ができるように、出産、育児休暇の他、育児短時間勤務制度があり、子どもが9歳なるまでの間、始業時間を2時間遅らせたり、就業時間を2時間早めることもできます。
子育てと仕事が両立できて、嬉しい制度です。私も家族が増えるので、この制度を有効に使って子育てと仕事の両立をしていきたいです。
Q 乳児院や児童養護施設の就職を希望している方に一言お願いします。
相模原南児童ホームは乳児院と児童養護施設が一体となったアットホームな施設です。新任職員にはエルダーがつき、何でも相談にのってくれ、丁寧に仕事も教えてくれます。見学説明会も定期的に行っており、働いている職員との座談会もあります。
先ずは、採用説明会に足を運んでみて下さい!